運動会ついての考察①
少し前の話になりますが、娘の保育園で運動会がありました。(9月頃)
少し違和感を感じた部分がありましたので、少しまとめさせてください。
そもそも、運動会って何のためにやるの?
めんどくさい母ちゃんですので、色々あった違和感について考えていくうちにココまで考えてしまいました。何となくの考えでは、子どもの運動面での発達を保護者に見てもらう事かなと思ったんですけど、果たしてホントにそうなのか?で、自分なりに調べてみました
★2010年09月10日のブログ|男性保育士こんなかんじでやってます★
コチラの記事がすごく参考になりました。自分の感覚に近いなと。
簡潔にまとめると
①運動会とはこれまでの保育生活の中で運動面での成長を発表する場であって、運動会のために何か練習して発表するというのとは違う。
②子供にとっての生活=遊びである。
先生が前に出て「今日から運動会のダンスの練習を始めますよ。」というのは「遊び」ではないし、子供の本当の意味での成長は得ることができない。
③運動会当日の経験というよりは運動会当日も含めそれまでの保育活動の中で子供たちが楽しんで(主体的に)何を経験するかという過程の方が大事。
という事でしょうか?
上記をふまえこの度の運動会の違和感を振り返ってみる。
①一番最初に感じた違和感は、2歳児クラスのダンスについてです。
ダンスの曲が某男性アイドルグループの恋愛を歌った曲だったんです。2歳児にアイドルグループ?恋愛の曲?
年長さんであれば、流行りの曲やダンスなんかに興味も出てきて踊りたいという事もあるかもしれませんが、2歳児がアイドルグループや曲を好いているとは思えず、やらされている感が否めませんでした。
さらに言うなら、これまでの運動会・発表会を見てきても流行りの歌謡曲を使うことが多かったり、流行っているお笑い芸人のギャグを取り入れたりと親を喜ばせようとしている節があったんですよね。これって、やっぱチョット違うんじゃないかなぁと・・・。
②次に感じた違和感は、ウチの子ダンスの時全然笑ってない。
前に出ている先生の動きを見て踊るのに必死というか真剣というかだったんでしょうけど、親としてはニコニコ楽しんでやっている様子が見たかったのに「運動会で発表するため」にダンスの練習をしてきたのかなぁと思いました。ダンスが楽しいもの・遊びの延長ではなかったのかな?
③は、娘の保育園では年中・年長児が地元に伝わる日本舞踊を踊るというのが伝統になっているのですが、運動会で日本舞踊?何で?ということです。運動会ですから運動面での成長をみせるべきですよね。日本舞踊はどちらかといえば表現などの文化的意味合いが強いような気がします。日本舞踊を園児たちが「カッコいい。踊りたい!!」やってみて「楽しい」と思えていたかも疑問です。
今回の運動会では、ほとんどのクラスでダンス競技があったのですが、ダンスはどうしても事前の練習が必要になってしまいますよね。先生が前に出て「次は手と足をこうだよー」なんて練習させてる姿を想像してしまうと、子供たちがダンスに取り組んでいる時間は果たして「主体的」で「楽しい」ものだったのかなぁと疑問に思っちゃいました。
保育者からの視点を想像してみる。
しかし、めんどくさい一保護者から見た視点と、日々保育に関わってきたプロの保育者との視点は違うものである可能性もあります。選曲やダンスの振り付け一つ一つにも保護者に見てもらいたい部分があったのかもしれません。子どもの発達過程については全く知識がありませんが、例えば「小さいクラスであれば、先生の動きを模倣できるようになった。」とか「ジャンプができるようになった。」とか「大きいクラスでは集団を意識してのの動き・ダンスができるようになった。」「振り付けも自分たちで考えた。」とかね。
だとしたら、保護者にそこのところ全く伝わっていませんからーーー!!
ありがたいことに、うちの子の園では行事毎にアンケートを取ってくださるんで、言葉を選びながら上記のように感じた旨を書いて渡しました。書いといてなんですが、あまりクレーマーとも思われたくないので、めんどくさい保護者の一つの意見と思ってもらえればいいかな。なんて気持ちでした。
結局、後日保育園から呼び出された・・・
つづく。