めんどくさい母ちゃんの日記

理屈っぽい母ちゃんの日々の育児や保育園について思ったこと、義父母との同居生活の愚痴など書いています。

5歳児健診に行ってきました。

一昨日は、長女の5歳児健診がありました。我が町では今年度からの初めての取り組みのようです

5歳児健診とは

5歳児健診は、最近実施する市区町村が増えてきた健診です。3歳児健診時点でわかりにくい軽度の発達障害や社会性の発達障害などが、幼稚園などでの集団生活を通して5歳頃に明らかになりやすいために、発達上および行動上に軽度の問題があり、支援を必要とする児童の早期発見を目的として行われるものだそうです。5歳児健診の主な流れとしては問診→身体測定→医師による診察→栄養指導→歯科指導→個別相談などがあげられますが、実施する自治体によって形式は様々のようです。

 

我が町の場合

娘の通う保育園で行われました。

娘は朝普通に登園します。その後親は別の場所で待機・保健師によるオリエンテーションを受けてから、子供たちの教室に入ります。子供たちが発達観察プログラムに沿った活動を行う様子を、保健師発達障害支援専門員の方と一緒に観察をしました。その後、保健師や発達支援専門員の方と子供の様子について個別に面談を行いました。

 

実際に行った活動

事前に保護者に発達観察プログラムの活動内容と発達の観点から見るべきポイントが書かれたプリントを頂きました。詳細は以下。

自己紹介:「クラス名」「自分の名前」「好きな食べ物」を一人ずつはっぴょうしました。
ポイント:自己紹介の内容を理解し皆んの前で発表できる。
     相手にわかる声の大きさで話す。
     正しい発音で話す。
     
絵遊び:1と5でたこ焼き食べて~♪の手遊びを行いました。
ポイント:指先を使いながら歌で手遊びをする。
     友達と一緒に楽しく参加する。
 
絵本の読み聞かせ:先生が絵本の読み聞かせをしてくれます。
ポイント:物語に興味を持って集中して話を聞きます。
     良い姿勢を保って絵本に集中します。
 
リズム遊び:「アブラハムの子」の歌に合わせて体を動かします。
ポイント:先生や友達と一緒にリズムに乗って体を動かします。
     歌に合わせて楽しく遊びます。
 
じゃんけん遊び:先生対子供全員でじゃんけんをします。先生に負けた人が着席していき、最後まで残った人が勝ち。
ポイント:じゃんけんのルール、勝敗がわかる。
 
ルール遊び:動物の絵が2枚ずつ書いてあるカードが床の上に伏せて置いてあります。その回りを音楽に合わせて子供たちが周り、合図があったら一斉にカードを一枚とります。自分と同じカードを持っている子を探すというゲーム。
ポイント:合図があるまで音楽にのってカードの周りをあるきます。
     遊びのルールを理解し同じ絵カードの友達を見つけることができる。
     遊びを通して友達とのやりとりができる。
 
ごっこ遊び:先生がお客さん子供がお店屋さんになります。「〇〇を5つください」「どうぞ」などのお店屋さんのやり取りを一人ずつ行いました。
ポイント:言葉のやりとりで、必要な品物を必要な数だけ渡します。
     役割を通してお客さん(先生)とのやりとりを楽しみます。
     自分の順番が来るまで待つことができる。
 
運動サーキット:「けんけんぱ」「ジャンプ」「スキップ」「平均台」「ダッシュ」を一人ずつ行います。
ポイント:リズムにのってけんけんぱができる。
     ジャンプをして着地でバランスをとることができる。
     スキップができる。
     平均台を渡りきることができる。
     元気よく参加できる。
 

感じた事

長女のクラスは特に人数が少ないクラスで十数名ほどのクラスですので、クラスの園児の顔と名前、何となくの性格は知っていますし保護者の顔も知っています。登園や降園の際など短い時間ではありますがほかの園児と私が交流してきた中で、発達障害を疑うような子供はいませんでした。今回の5歳児健診でも全員が発達観察プログラムをできていたので「うんまぁそりゃ皆できるよね。」ってかんじでした。発達障害を早期に発見するための取り組みなのはわかりますが、うちのクラスに発達障害っぽい子はもともといないのに保護者を仕事休ませてまで集めて「何か無駄じゃね」と感じました。今現在、保育園のなかで私がみて「あの子そうなのかなぁ」と思う子は一人です。傍からはわからないだけで他にも発達障害を持っている子は保育園の中に他にもいるのかもしれませんが、園児数から考えても3~4学年に一人といった割合だと思われます。つまり、毎年毎年行って3~4年に一回、発達障害の子が発見されるという状況になっていくと思うんですけど、効率的なことを考えたらこれってどうなんですかね?
一般的に考えて発達障害の子がいたとして、その保護者や保育園・幼稚園の先生は「何となく育てにくいな」「何となく他の子と違うかも」とか薄々感じていたってケースが多いと思うんです。何の疑いもなく5歳児健診を受けてみて初めてそこで気が付いたって事あるんでしょうか?全くそういうケースが無いとは思いませんが少数派だと思います。だったら希望者だけとか保育士より依頼があった場合のみ行うとかでも良いような気がするんですよね。
とかいろいろめんどくさい母ちゃんの性で考えていたのですが、初めに配られたプリントに「普段、当たり前にできていると感じていても、お子さんの年齢に応じた発達を確認するうえでとても大切なことがあります。今回のプログラムを通して、お子さんの社会性、身体面、言語面の発達、理解状況等の成長を感じていただき、保護者の皆さんと保育園の先生、担当スタッフで共有したいと思います。」と書いてありました。なるほど、発達障害とか関係なく子供の成長をきちんと確認し皆で共有しようという趣旨の集まりだったのですねと一旦納得しかけたものの、「普段、当たり前にできていると感じていても」って書いてある通り保護者・保育士は改めて5歳児健診のようなプログラムをしなくても子供の成長をちゃんとわかっているんですよ。それをわざわざ保護者を集めて「あなたのお子さんはプログラムができましたね。」ってコッチとしたらそれはそれでやっぱり「エッだから何?」ですよ。
もう一つ別な視点で考えたのは、発達観察プログラムのなかで自分の子がなにかできないことがあったとして、親に必要以上に発達に関して不安を与えてしてまったり、できるようにしなければと子供に練習をさせてしまったりする恐れもあるんじゃないかなと・・・。他の保護者が見ている前で自分の子供ができなかったとして、他の保護者に「あの子発達障害なんじゃ。」と思われるのもイヤですし。
 
何はともあれ今年度からの取り組みという事でしたので、徐々に改善されていく事を期待します。
 
今日は今日で、町の保健師の赤ちゃん訪問というのがありました。保健師さんが家まで来てくれて赤ちゃんの身体測定や育児相談などしてくれるんですけど、一か月健診を済ませた今となっては、赤ちゃんの発育状況など一か月健診でわかっていましたし特に心配している事は今になっては無いんですよ。どうせなら新生児期に来ていただきたかったです。
なんだかなあ、かゆいところに手が届かないそんな我が町の行政の取り組み。
 
 
この記事はあくまでも我が町の5歳児健診についての私の感想です。他の自治体の5歳児健診や発達障害を持つお子様をディスる目的のものではありませんが、不快に思われた方がいらっしゃいましたらスミマセンです。